東高浮島分校の生徒6人が陸上・卓球 府選考会で優勝など、全国定通大会へ【舞鶴】
投稿日時:2006年07月07日(金)
溝尻の夜間定時制高校の東舞鶴高校浮島分校の生徒6人が、8月に東京都内で開かれる全国高等学校定時制通信制の陸上と卓球競技大会に出場することが決まった。この内、陸上に出場する四人は全国大会への切符をかけた京都府選考会で、男子走り幅跳び、同400メートル、同三段跳び、女子800メートル、同円盤投げで優勝した。個人種目で6人の出場は同分校では近年になく最多となった。全国大会でも活躍しようと盛り上がりを見せている。 6月の府予選会陸上競技では井上拓磨君(4年)が男子走り幅跳び5メートル63で優勝、同100メートルは12秒53で3位。高橋了斗君(同)は同400メートル56秒79で優勝、同三段跳びは11メートル24で優勝した。井上君は3年連続、高橋君は2年連続で全国大会に出場する。2人は400メートルリレーの府代表チームにも選ばれた。蘆田名月さん(1年)は女子800メートル2分49秒63で優勝、野瀬光さん(同)は同円盤投げ26メートル87で優勝した。 府予選会卓球では女子シングルスで、田中麻貴さん(3年)が3位、新宮佑佳さん(1年)が5位。全国大会の出場権がある4位入賞者が辞退したため、新宮さんが繰り上げで出場する。同分校から全国大会の卓球に出るのは4年ぶり。 6人はともに中学時代に陸上部などに所属した。いまは昼間はスーパーや飲食店などで働き、夕方からの授業が終わる午後9時から自宅周辺や前島埠頭公園で練習している。卓球部員は田中さん1人だけだったが、今春から新宮さんが入部し、2人で練習して力をつけた。 井上君は「府予選の走り幅跳びは6メートルを狙ったが、体が動かずちょっと悔しい。全国では予選突破したい」、高橋君は「放課後に練習時間がなく、大工の仕事中、筋力トレーニングを意識して取り組んだ。リレーで入賞を目指したい」、蘆田さんは「自己ベストの記録で優勝できうれしい。次は予選突破を」、野瀬さんは全国でも上位の記録をマークし、「次は3位以内に入りたい」と話す。 田中さんは「新宮さんの入部で2人で練習できるようになった。全国大会はまず1回戦突破を」、新宮さんは「繰り上げでの出場なので悔しいけれど、行きたかった全国でその悔しさを晴らしたい」と意気込む。 卓球競技は8月1~3日、陸上競技は8月11~13日に開催される
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