東高ボート部 着実に前へ~小嶋勇輝選手が全国大会出場
投稿日時:2021年03月26日(金)
小嶋さんは、昨年9月に琵琶湖漕艇場で行われた「第40回京都府高等学校ボート選手権大会」の男子シングルスカル2000mの部で優勝。続いて11月に大阪府立漕艇センターで行われた近畿大会でも準優勝し、全国大会出場の切符を手にした。しかし、大会は新型コロナウイルスの感染拡大により延期。ようやく実施スケジュールが決定し、この日を迎えた。3人きょうだいの末っ子の小嶋さん。8歳上の兄と3歳上の姉は、共に同校ボート部の出身だ。二人の勇姿を見て成長した小嶋さんだが、家族は今回の全国大会出場を「家族の誇り」と喜んで、あたたかいエールと共に送り出してくれたという。中学校ではバスケ部に所属し、ボート競技を始めてまだ2年。しかし、「体つきは見違えるほどに成長した」と同部顧問の竹本愛太教諭(29)は目を細める。コロナ禍の影響を受けて部活動が大幅に制限を受ける中、地道な努力が実を結びつつある。竹本顧問は「コロナで部活動の時間自体は減少したが、練習の効率化が図れた上に、それぞれが目的意識を持って取り組んでくれている」と充実感を漂わせる。小嶋さんは、炭水化物を多めにした1日4食の食事で、8kgの増量に成功。厳しいウェイトトレーニングにも地道に取り組み、力をつけた。また同部では昨年、倉内洋輝さんと永井大地さん(本年度卒業生)が男子ダブルスカルで全国制覇を果たしたことも、部員たちのモチベーションを向上させている。自身も同部出身の竹本顧問は、指導開始から4年目にして先代顧問の多村巧さんが築いた伝統を、更に飛躍させようとしている。竹本さんは「自分たちのやってきたことは間違っていなかったと、私も含めみんなが実感として感じられている」と話し、全国大会に初出場する小嶋さんに「入賞圏内の力は持っている。コンディションを整えて6位以内を目指してほしい」と期待を寄せた。小嶋さんは「全国大会出場を目指してこれまでやってきた。入賞を目指して精一杯頑張りたい」と力を込めた。次々と輝く同部の新星。高校ボート競技名門校の更なる発展を期待せずにはいられない。
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