東高、オーストラリアと米国の女子留学生 2人が剣道で交流の輪、日本文化学ぶ【舞鶴】
投稿日時:2006年07月25日(火)
泉源寺、東舞鶴高校(田口生夫校長)剣道部で、オーストラリアと米国の女子留学生2人が日本文化を体験しようと部活動を続け、部員とも交流の輪を広げている。米国からの留学生はこの夏に帰国するが、大学に進学して日本文化を学びたいとしている。9年連続で近畿大会女子団体の部に出場した部員たちも、2人の練習熱心な姿勢に刺激を受けている。 オーストラリア・タスマニアの高校2年生、ルーシー・ハニマンさん(16)、米国・カリフォルニアの高校3年生、キャサリン・ロッカリンさん(17)。日本と海外との留学を仲介する民間団体YFUの紹介で東高にやってきた。2人とも日本語を学ぼうと留学を志望、ルーシーさんは4月~12月、キャサリンさんは6月~7月末まで滞在する。生徒宅にホームステイしている。 東高2年の国際文化コースで学ぶルーシーさんは、豪州で見たこともなかった剣道に挑戦しようと通学後すぐに入部。先月から防具を付けはじめ、女子部員5人に混じって竹刀を打ち交わす。「少しは上達したと思うが剣道は全て難しい。でも友人ができてとても楽しいです」と話す。 1年に編入したキャサリンさんは米国でフェンシングの体験があることから、日本では剣道をしようと思っていた。竹刀の扱いは難しいが、部員と一緒の練習は楽しいという。「楽しい留学の体験でした。みんなには心からありがとうと伝えたい」という。7月24日には剣道部でお別れ会が開かれ、プレゼントを贈られた。 同部監督の奥野貴子教諭は「2人とも手に豆をつくるほどの練習熱心で上達も早い。部員も彼女たちに教えることで、いい刺激になりました」と話す。部員の長道久美子さん(2年)は「ほぼ毎日練習に出る2人の姿勢に感心しました。キャサリンがいなくなり寂しいですが、帰国しても剣道を続けてほしい」と名残を惜しんでいる。
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