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東舞鶴高校ボランティア部 ネパールの子らに手作り給食袋贈る【舞鶴】

東舞鶴高校ボランティア部 ネパールの子らに手作り給食袋贈る【舞鶴】

投稿日時:2004年04月27日(火)

ネパール・ムスタン地域開発協力会の田中さんに給食袋を渡す部員たち

 東舞鶴高校ボランティア部(中西真那部長、3人)が、ネパールの子供たちに使ってもらおうと、250人分の給食袋を手作りし、その中にタオルを入れて、4月23日、ネパール・ムスタン地域開発協力会の理事、田中仲江さん(65)=綾部市=に寄贈した。部員らが交流する鹿原の知的障害者施設「みずなき学園」の利用者らも、袋に花などの絵を描く協力をした。田中さんが以前、東高で講演をしたのがきっかけで、昨年も同部が給食袋を贈った。同協力会は1994年から教育や食料、衛生事情が悪いネパールのムスタン地方で、学校建設や学校給食支援を続けている。現地では食べ物を手でつかんで食べる習慣があるが、手を洗わず食べたりするため病気の子供も多いという。同会は95年から給食袋を子供たちに配っている。昨年2年生の家庭科で製作したエプロンの端布を材料に、部員らがミシンで縦30センチ、横18センチの袋を縫った。エプロンに使った図柄を再利用、手芸の手法であるステンシルで袋に絵の具を塗る作業で、交流する同学園の利用者が協力。タオルは文化祭のバザーで残ったものを使った。3年生の部員、表夏海さん(17)は「手を洗って病気になる子供たちが少なくなるお役に立てればうれしい」と話していた。田中さんは「学校給食を始めた影響で、子供たちが学校に通って給食を食べ、教育と健康が改善でき、地元の農業振興にも役立ちました。夏には再びネパールに行くので手渡したい」と感謝していた。

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