東南アジアからの合板陸揚げ港を舞鶴西港へ 丸玉産業舞鶴工場が陸送のCO2やコスト削減にも【舞鶴】
投稿日時:2010年06月11日(金)
平の丸玉産業舞鶴工場(小林永政工場長)が、舞鶴港の利用を促進しようと、主力製品のフローリング材の原材料で東南アジアから船で運ぶ合板の陸揚げ港を、堺市の堺泉北港から舞鶴西港に切り替えた。これまでの堺泉北港からトラックで陸送するのに比べ、二酸化炭素(CO2)を月間で90.6%の削減にもつながる。日本海側への船便の少ないローカルポートのハードルを越えるため、荷揚げ業者らと協力して取り組んだ。建築用木工部材の設計・製造をする舞鶴工場は、原材料の合板をインドネシアとマレーシアから堺泉北港へ輸入。月間24万枚(4800立方メートル)の合板を使う。過去5年間、年に数回程度、船便の都合で舞鶴港に陸揚げしたこともあり、年間を通して全て舞鶴港に回そうと、昨年8月から徐々に切り替え、今年4月に100%陸揚げできるようになった。日本海側への船便は少なく運賃も高く、冬は荒天で欠航する日も多いなど課題があったが、荷揚げする日本通運と協力、また商社を通じて船会社にも働きかけ、量をまとめるようにするなど発注の仕方も工夫し、実現させた。5月は4隻が入港した。船賃は距離が長くなった分高くなったが陸送費用が安くなり、全体的にはコストの削減になった。トラックの排出するCO2は月間で約2.8万トン(2リットルのペットボトル換算では月に726万5040本相当)の削減に結びついた。舞鶴工場は「少しでも舞鶴港の利用につながればと思った。今後は他の原材料の舞鶴港へのコンテナでの陸揚げも検討したい。行政にはコンテナ以外で舞鶴港を定期的に活用する企業への支援もお願いしたい」とする。
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