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村づくりの応援団「We Love 長谷!」 「ゆずの里」づくりに取り組む中から発足【舞鶴】

村づくりの応援団「We Love 長谷!」 「ゆずの里」づくりに取り組む中から発足【舞鶴】

投稿日時:2009年02月13日(金)

さとボラ活動でユズの苗木を植える参加者たち

 過疎と高齢化が進む岡田地区の長谷(ながたに)の村で、地元の人や若手農業者、草刈りなどを手伝うボランティア、行政マンが「ゆずの里」づくりに取り組む中から、自主的な応援団組織「We Love 長谷!」(神内正代表)が発足した。自然豊かな長谷をもっと満喫したいという思いが生まれたり、新規就農者が移り住むなど変化も見られる。長谷の生産物などに付け、地域をアピールするシンボルマークのロゴとキャラクターを募集している。  長谷は、地名の示すごとく細長い谷に開けた、隠れ里のような佇まいを残す小さな集落。日を限って願をかけ、御利益の高いことで知られる「長谷日限(ひぎり)地蔵」があり、全国からの参拝者が絶えない。しかし、離村者の増加や高齢化の進展で一時は9戸14人にまで減少し、その内、10人が70歳以上を占めた。  そんな村を守ろうと、岡田地区などの若手農業者でつくる「若い衆でやろかい」が遊休農地で小豆栽培を開始。続いて同グループと地元住民、市、府が協力し、「ゆずの里」構想を立て、2006年から08年まで計6回、ふるさとボランティア活動(さとボラ)の参加を呼びかけ、市内や京都市の市民らがユズの苗木植えや草刈り、水路整備などに取り組んだ。来年以降にユズの収穫も期待できる。  この間、さとボラに関わる人らでワークショップを定期的に開き、村づくりへ意見を積み重ねた。また、さとボラの参加者が自主的に草刈りに通うなど交流が生まれたり、新規就農者と四人家族が移住し、11戸20人に増えている。そんな中から活動の常連参加者たちを中心に、約30人で長谷を応援する組織を設立した。  募集しているシンボルマークは長谷がイメージでき、親しみやすいロゴやマスコットキャラクターで、イベントや農産物などに使用する。1人何点でも応募できる。応募用紙に記入し、メールか郵送で送付。最優秀作品1点を選び、長谷などの農産物など5万円相当を贈る。応募締め切りは2月28日まで。表彰式は3月下旬の予定。  メールアドレスはwelovenagatani2009@yahoo.co.jp 郵送先は〒625―0036 浜2020 京都府中丹広域振興局農林商工部農林整備室農林整備担当。
【問い合わせ】電話62・2505、同整備担当

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