杉山の魅力 食でアピール 農産物加工場&カフェ完成 3月オープン NPO法人「名水の里杉山」【舞鶴】
投稿日時:2016年01月15日(金)
青葉山中腹に位置し東舞鶴湾を眺めることができる杉山地区で、NPO法人「名水の里杉山」(松岡良啓理事長)が、地域おこしの拠点にしようと、農産物加工場兼カフェを完成させた。地元産の米粉を使ったピザ、大麦のクッキー、野菜の惣菜などを作る。3月13日にオープンの予定。(青木信明)舞鶴、杉山は21世帯約50人が暮らす山間地。豊かな湧き水を利用した棚田での米づくりをしている。こうした自然を活かして杉山に人を呼び寄せ魅力を知ってもらおうと、2005年に石窯をつくりピザ作り体験を続ける。また、地元の水と米を使った純米吟醸酒が人気となり、加工品づくりを体験できる「名水杉山楽校」も開いてきた。農産物を加工してその場で提供し、販売する場所がなかったため、建設を計画した。施設は木造平屋建てで約55平方メートル。テーブルの14席の飲食スペースと厨房スペースを備える。総事業費は約1,000万円。この内、府から500万円の補助を受けた。地元産コシヒカリの米粉のピザやパン、山菜うどん、おにぎりなどのメニューを予定している。営業日は土・日曜日の昼間。石窯でのピザづくり体験は今後も続ける。昨年12月には関係者を招き、見学会をした。松岡理事長(69)は「カウンター席を設けて舞鶴湾を望めるようにしたい。地元の人たちの働く場になり、元気になってもらえる施設になれば」と話している。
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