春の風物詩・イサザ漁が最盛期
舞鶴に季節の便り
投稿日時:2022年03月18日(金)
西舞鶴の春の風物詩「イサザ漁」が、最盛期を迎えている。春の日差しが日増しに強くなってきた3月11日、上安久の新相生橋付近で漁が行われていた。
市水産課によると、京都府知事の許可を得て「イサザ落とし網」を仕掛けているのは、伊佐津川では7人。今年は2月下旬から、仕掛けにイサザがかかり始めたという。
ハゼ科のイサザは体長約5cmで、透明な体が特徴。市内では、「踊り食い」を提供する飲食店も多い。
毎年この時期に食べるイサザを楽しみにしているという60代男性は、「やっと春が来た。今年は冬が厳しかったから、いつもに増して嬉しい。のど越しで春を感じたい」と漁の様子を眺めながら話した。
40年以上に渡って漁をする梅垣長治郎さん(74)は「昔はもっと獲れたが最近は少ない。今年は、去年並みに獲れたらうれしい」と話していた。漁は4月初旬まで続く予定だという。
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