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星空の魅力を伝えたい 舞鶴天文同好会が天体望遠鏡を設置 自然文化園観察フィールドに【舞鶴】

星空の魅力を伝えたい 舞鶴天文同好会が天体望遠鏡を設置 自然文化園観察フィールドに【舞鶴】

投稿日時:2015年08月25日(火)

設置された天体望遠鏡と格納庫

 多祢寺の舞鶴自然文化園内の観察フィールドに、舞鶴天文同好会(小谷昭会長、会員11人)が舞鶴市と市花と緑の公社の協力を受け、天体望遠鏡と格納庫を設置した。人工的な照明がまったくなく、星空をみるには絶好の環境の元、今後観望会や観測など、市民に星の楽しさを伝えていく拠点にしたいとする。(青木信明)同好会は約30年前に多祢山に天文観測所を置いたが、建物の老朽化で取り壊し、また周辺の樹木の成長で観測をする視界を確保できずにいた。これまで公社主催の観望会に協力してきたが、観察フィールドは民家の照明の影響がないなど観測に好条件の環境であることから、市と公社に望遠鏡の常設設置を依頼し実現した。公社が望遠鏡を置く土台を整地し、移動販売車の荷台部分を購入し、格納庫(長さ2・5メートル、奥行き1・5メートル、高さ1・8メートル)として設置した。格納庫をスライドさせて開閉する。同好会がこれまで使っていた口径45センチの天体望遠鏡を据え付けた。コンピューター制御で星を自動追尾できる機能を備える。8月8日の観望会で初めて披露し、約30人の参加者が大星雲を観察した。小谷会長は「この場所は空が広く、天の川もきれいに見えます。子供たちに星空に興味を持ってもらえるよう活用していき、ゆくゆくは観測機器を充実させたい」と話している。同公社では各公民館など主催の観望会でも、この場所での利用を呼びかける。問い合わせは同公社(電話68・1187)。

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