日星高校Sクラブが1年間の活動報告会 国際ソロプチミスト舞鶴が支援 【舞鶴】
投稿日時:2004年02月24日(火)
国際ソロプチミスト舞鶴(滝口不三子会長)が活動を支援する日星高校Sクラブ(点字クラブ、手話クラブ、ボランティアクラブ)の活動報告会が2月20日、上安久の同校で開かれた。ソロプチミスト舞鶴の会員9人を前にして、クラブ員たちがこの1年間のボランティア活動などを発表、また手話歌の合唱を披露し応援に感謝を述べた。
福祉を教育の柱の一つにしている同校には点字クラブと手話クラブ、ボランティアクラブがあり、仕事を持つ女性たちで構成する社会奉仕団体の国際ソロプチミスト舞鶴が、20年以上前から3つのクラブを支援しようと活動費を寄付してきた。そうした活動の成果を応援してもらっている会員に見てもらおうと、毎年年度末に報告会をしている。ソロプチの「S」にちなんで、3つのクラブをSクラブという。
点字クは24人、手話クは29人、ボランティアクは8人が在籍。昨年4月からの1年間に、与謝の海養護学校のサマースクールでの介助や一人暮らしの高齢者宅へのクッキープレゼント、障害を持つ子供たちとの行事のサポートなど、16件の活動をした。
卒業式を控えた3年生たちも出席した報告会では、Sクラブ会長の3年生、五十嵐翔子さんが「3年間の体験で学んだことを忘れずにいたい」とあいさつ。点字クの代表者が点訳した絵本を東京の国際視覚障害者援護協会へ寄贈したことを報告。手話クの部員らは「世界にたった一つだけの花」など2曲を手話で合唱し、昨年8月に全国高校生の手話スピーチコンテストに出場した向山智子さんが、ボランティア活動で学んだ心のつながりの大切さを手話で発表した。
滝口会長は「ボランティアの意志を持った若い人たちが育ちうれしい。社会に出ても活動を続けてもらえれば」と報告を喜んでいた。
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