日星高校体操部 躍進
投稿日時:2018年11月16日(金)
創部2年目の日星高校体操部(三村和人顧問)が、3日に向日市で開催された京都府高等学校体操競技新人選手権大会で団体優勝。個人戦でキャプテンの藤井夏未さんが準優勝するなど好成績を残した。同部は10月の両丹予選で優勝。6月の新体操春季選手権で団体3位、5月の両丹総体で優勝するなど、着実に成果を積み上げている。新人戦では府内7チームが出場。強豪である平安女学院や同志社女子を抑え優勝した。団体戦は4人1チームから出場でき、女子は「跳馬」「平均台」「段違い平行棒」「ゆか」の4種目をそれぞれが行い、高得点3人の合計で競う。個人戦と比べ、「チームの呼吸」が合わないと総雪崩になるケースは珍しくないという。マネージャーの古賀友佳さん(3年)は「当初はチームが1つにまとまっていなかったが、お互いに声かけや応援ができるようになり、チームの雰囲気を高めることができたことが、優勝につながったと思う」と話した。藤井さんは「段違い平行棒で少しつまずいたが、優勝できてうれしい。来年は全国を目指したい」と力を込める。三村顧問は「団体優勝は北部初だと思う。日星体操部にとって大きな一歩。この勝利は、選手たちと当地の体操競技普及の基礎をつくった体操協会の松本昭司会長の功績があってのもの。結果を残せてうれしい」と喜んだ。
【日星に体操部あり。躍進でブランド力高める】
オリンピック・レスリング競技のメダリストを育てた三村顧問が、レスリング部に続き昨年4月に立ち上げた。今年まで部員が集まらず、個人競技だけの出場だったが、1年生が2人入部した。6月に初めて団体戦に出場し3位に入賞。府内の体操クラブを有する高校に「日星体操部」を知らしめた。三村顧問は、「団体」「個人」で好成績を続けることで、府北部の「有望な地元選手の流出防止」と他地域からの「有力選手の誘致」を進めていく構えだ。「日星体操部」を拠点とし、北部の潜在的な競技人口を活かした大きな流れを創り出そうとしている。その為には「強い日星」であり続け、ブランド力を高めることが必須とされる。今後の活躍に注目が集まる。
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