日常回帰の夏
投稿日時:2023年08月01日(火)
にぎやかな街でくらしイキイキ
3年に及んだコロナ禍は、私たちの暮らしを大きく変貌させた。人類史に残るこのパンデミックにより、日々の生活はもとより、私たちの価値観さえもが大きく揺り動かされた。
感染の急拡大により緊急事態宣言が発出された時期には、集団で活動することはもとより、スポーツなどを観戦することでさえ制限が設けられたこともあった。
新型コロナウイルス感染症が第5類に位置付けられた5月以降、少しずつ以前に戻りつつある社会。人々はマスクを外しはじめ、私たちは「当たり前の日常」を、ようやく取り戻そうとしている。いよいよ梅雨も開けて本格的に夏が始まろうとする7月。市内各所で様々な規模やカタチの『まつり』が、にぎわいとともに花咲いた。
厳かな雰囲気に包まれた森の大森神社で14日、例大祭が執り行われた(写真①~④)。新型コロナウイルス感染症の拡大で、ここ数年は実施出来なかった大名行列も、以前の規模と行程で実施。第69代大名行列の参宮を挙行し、市内全域に災害がないよう、またさらなる繁栄に向けて祈りが捧げられた。
夕刻からは、境内に多くの露店が並び、地元住民らを中心に大勢の人が詰めかけた。地元の行永から来たという男子中学生は、「ひさしぶりのお祭りで本当にうれしい」と声を弾ませていた。
宮総代を務める山本幸夫(77)さんは、「無事に開催出来てホッとしています。伝統行事を守り続けていく使命を、地元の人たちと一緒に今後も果たしていきたいです」と笑顔を見せていた。
志楽幼稚園 夏祭りに子ら歓声
田中町の志楽幼稚園で12日、育友会が主催する夏祭りが開催された(写真⑤⑥)。
当日は本部役員の保護者を中心に、園に通っている子どもたちの住まいがある舞鶴市と福井県高浜町の地域にちなみ、「海、山、里」の3つのコーナーを設置し、ゲームを楽しむ企画が催された。
園内には、企画に夢中になった子どもたちの歓声が響き、コロナ下では考えられなかった賑やかなひと時が流れた。参加した保護者の一人は、「やっぱり祭りはいいですね。気分が盛り上がります。子どもたちにとってもいい思い出。季節のイベントをこうして体験させてやれるのは、親として本当にうれしい。役員の方々に感謝しています」と話していた。
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