新白鳥トンネル
貫通石を個数限定で配布
西支所では10分で終了
投稿日時:2023年03月10日(金)
長年の課題だった白鳥街道の渋滞緩和に向け、市民念願の新白鳥トンネル(仮称)がこのほど貫通した。トンネルの掘削工事は昨年一月から始まり、開始から約1年後となった先月18日に貫通式が行われた。
トンネルの開通を受け舞鶴市は6日、工事に際して貫通地点の岩石の一片で作った「貫通石」を希望する市民に配った。貫通石は、「石(意思)を貫く」という語呂合わせで重宝されており、トンネル完成のお披露目の記念品として関係者や地域住民に配布する例が多い。京都府から広報の一環として貫通石の依頼を受けた市は、赤と黒2種類の巾着袋に入れたものを150個準備。同日の午前8時30分から配布を始めたが、半数を配布した西支所では開始前から受け取り希望の市民が行列を作り待機。配布開始から10分後には、予定個数の配布が完了した。
「早くから並んだ甲斐あって入手できた」と喜ぶ60代の男性は、「来年、高校受験に臨む孫に渡します」と笑顔で話していた。
市建設部の国・府事業推進課の浅田潤係長は、「こんなに関心を持っていただけるとは思っていませんでした。とてもありがたいです」と想像以上の反響の大きさに驚いていた。
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