新市長 はじめの一歩
歴代最年少・まち変える風は吹くか
公約は必ず守ると明言
「是々非々の議会」実現なるか
投稿日時:2023年02月28日(火)
5日に投開票された舞鶴市長選で、4選を目指した現職の多々見良三氏を破って初当選を果たした鴨田秋津市長(41)が20日、市役所に初登庁した。テレビカメラもズラリと並んだ市役所玄関前には、市職員や市議、数多くの支援者が詰めかけ、新市長の到着を待った。その数およそ、300人。鴨田新市長が到着すると群衆がざわめき、市職員が花束を手渡して登庁式が始まった。
最初に歓迎のあいさつに立った堤茂副市長は、「職員も市長の元、常に研鑽を心がけ一丸となって職務にまい進する所存。人口減少や少子高齢化など地方自治体を取り巻く環境は厳しさを増している。直面する様々な課題に対応しながら、市民福祉の更なる向上と舞鶴市政の今後ますますの発展のため卓越した手腕を存分に発揮していただき、ご活躍いただくようお願い申し上げる」と述べた。
続いて、上羽和幸市議会議長が、「これから4年間、市民の先頭に立っていただき、市が今後も発展し続けるようリーダーシップを発揮していただき、まちづくりを推進していただきますよう期待する。その道は決して平たんではなく、いばらの道も数あろうと思う。それを乗り越えていただき、市民のご期待に応えていただくようよう願う。市議会も二元代表制の一翼を担い、市長と適度な緊張感を保ちながら、舞鶴市民の皆様の福祉向上のため、市政を前に推し進めなければならない。互いの立場でふるさと舞鶴の発展と市民の皆様の安心安全のため尽力していくことをお願いする」と述べた。
最後にあいさつに立った鴨田新市長は、「希望ある舞鶴市を取り戻し重い責任を遂行していく。その立場に身の引き締まる思い」と緊張感のある面持ちで語り始め、一言一句を丁寧に述べた。内容についての要旨は次の通り。「選挙戦で様々な公約を掲げて当選させていただいた。選挙戦を通じて市民の皆様からいただいた切実なる思いや願いをすべて受け止めて叶えていく。それが政治家の使命だと考えている。市民の皆様のご意見に真摯に耳を傾けて市政運営に反映し、市職員の皆様としっかりと舵取りをさせていただく。舞鶴市は今年で市政80周年を迎える。これまでから諸先輩方、先人の皆様が献身的にこのまちの発展のために、その時代時代に応じて飽くなき努力を重ねてこられたおかげで、今日の都市基盤が形成されている。私はその伝統をしっかりと受け継ぎ、実行していく。今、舞鶴市の抱える問題は、これまでの問題に加えて、人口減少、少子高齢化の平成・令和の問題がある。これに正面から立ち向かい、逃げることなくこれまで発展してきた良いものはしっかりと伸ばしていく。その上で、時代に応じた施策を実行し改革を矢継ぎ早に行っていく。これが今求められている。次世代への積極的な投資に努め、安心できる子育て環境や教育の充実、そのことで若い世代が元気になり、高齢世代の皆様をしっかりとお支えしていく。さらには地域経済が力強く回復していく。まさにそのような循環社会が今、舞鶴市には求められている。希望の持てる舞鶴市を皆様とともに作っていく覚悟。今後ともご指示ご支援を賜りますことをお願いする」。
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