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文化でむすぶ交流の輪~いさざ会館が4周年

文化でむすぶ交流の輪~いさざ会館が4周年

投稿日時:2019年05月10日(金)

 子どもと地域を結ぶ場として生まれた文化交流施設「いさざ会館」=引土=が、4周年をむかえた。4月20日に「4周年まつり」が同会館で行われ、参加した地域住民などが様々なイベントを楽しんでいた。同館を管理、運営する浦岡雄介さん(37)は「大人がもっと舞鶴を楽しいと思えたら、子どもたちも楽しく思ってくれる。そんな大人をたくさん増やしていきたい」と話した。

 いさざ会館は、元中学校教員の浦岡さんが平成27年に開設。様々な地域交流イベントを行っている。同29年には、市民が教授となり、様々なワークショップを行う「まいづるご近所大学」を開講。そのほか、高齢者施設での絵手紙教室や引きこもり支援、造形教室など、”アート・地域・子ども”を結ぶイベントを企画してきた。「4周年まつり」では、多彩なイベントを実施。「ウズベキスタン~入門講座~」では、橋本裕子さんと、国際交流員のレ・アルトゥールさんがウズベキスタンを紹介した。橋本さんは、各地で撮った写真とともに、バスの中でお祈りをはじめたイスラム教徒を見たときの驚きや、「皆が一緒に写真を撮りたがってとてもフレンドリーだった」など現地の人たちの印象を話し、「建築物も素晴らしかったが、彼らの人情に強く惹かれた」と振り返っていた。アルトゥールさんは、地理や歴史、言葉、食文化など基本的なことから、舞鶴が五輪の柔道・レスリングのホストタウンとなった経緯を説明。「ウズベキスタンは旧ソ連時代に、日本人抑留者が2万5000人おり、水力発電などインフラの発展に貢献した。有名なナボイ劇場を建てた抑留者のほとんどが舞鶴に引き揚げ、今に続く様々な交流につながった」と話した。「アサダワタル公開取材」では、文筆家として活躍するアサダさんが、浦岡さんの取り組みを取材。トーク形式で様々な質問を投げかけた。開設時から何か計画があったのかと問われた浦岡さんは、中学校の支援学級で美術教師をしていた頃、芸術に対する可能性を感じたと話し、「やりたかったのは、子どもたちの表現を評価できる場をつくること。これまでの全てのイベントもそのため。そういった活動をこれからも続けたい」と自身の原点を振り返った。浦岡さんは「(公開取材で)自分のやってきたことが整理できてよかった。積み重ねてきたものがあったと再認識できた」と話し、「僕が何もしなくても、周りがどんどん楽しいことを進めていくのが理想で、今はその通過点だと思う。イベントとしては、平成28年に開催した国際アートフェスティバルをまたやりたい」と今後の抱負を述べた。
(井上 務)

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