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持続可能な世の中へ

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投稿日時:2023年04月04日(火)

自然農塾が新規塾生を募集

安全で安心な食べ物を自らの手で

 コロナ禍を経て、「食」に対する人々の価値観が大きく様変わりしたと言われている。健康志向は一層強くなり、農業への関心も高まりを見せている。そんな中、当地でも自然農法を学ぶグループが、活動の幅を広げようとしている。

昨年の活動の様子

 いま、大規模集約型ではない、家族規模で営む「小さな農業」が注目を集めている。持続可能な社会を目指すという題目の元、環境や健康への配慮から農薬や化学肥料を使わず育てた野菜を届けたりする農家が支持されているのだという。
 こうした流れは世界的に広がっており、国連は家族経営の農業を見直し、2019年からの10年を「家族農業の10年」とし、その保護と支援の推進を呼びかけている。
 そうした動きに呼応するように、当地でも農業を学ぼうとするグループが活発に活動を展開している。
 「まいづる自然農クラブ」は、小倉にある畑を区画割りして実践地として無料貸し出しし、「安全で安心な食べ物を自らの手で育てる」という趣旨のもと、不定期に自然農実践者を講師として招いての勉強会や収穫祭などの交流会を行い、情報交換をし、親睦も深めていく取り組みを実施している。
 グループは、2022年3月から2023年2月までの約1年間、7人の塾生が毎月一回以上集まって、自然農法を学ぶ集まりを開催してきた。参加者から好評を博したことで、今年度も引き続きの開催を決定。2023年4月~2024年3月までの新規塾生を募集している。6月には大豆の種まきを共同で行い、クラブ員同士の顔合わせと交流もかねて、食事会も企画する予定だという。
 世話人の今井久美子さんは、「できる範囲でサポートはしていきます。気楽に気長に農作業をいっしょに楽しんでゆけるお仲間をお待ちしています」と参加を呼びかけている。
 また、初心者には栽培についての相談にも応じるとともに、入会から3カ月の間は道具の無料貸し出しも行う(草刈り機の燃料代は自己負担)。
 興味のある人は、今井さん(℡080・5634・0873)まで問い合わせを。

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