「恋写」が魅力満載の写真集作る 城下町の歴史 カメラで紹介 四季折々の寺社、風景、祭りを活写 子供たちにふるさと知って【舞鶴】
投稿日時:2013年04月09日(火)
市民でつくる写真倶楽部「恋写(れんしゃ)」(中西六右衛門代表)が、城下町の歴史に彩られた西地区を子供たちに知ってもらおうと、写真集「まいづる 田辺城下町の今2012」(A4版、35ページ)を、このほど発行した。朝代神社などの寺社、吉原の万灯籠の伝統行事や風景などを写真と解説文で紹介している。
同倶楽部は舞鶴の魅力を写真で記録し伝えるため、グループ展などを開いたり、メンバーがワンダフル舞鶴写真展で入賞するなど活動している。
西地区の神社仏閣、自然、歴史などを対象に、1人が4カ所を担当し、1年をかけて四季折々の様子を撮影した写真を、昨年11月のえびす市で西市民プラザに展示した。その写真を写真集に収録し、9人が1カ所につき3枚の組写真を掲載した。
細川幽斎を奉った平野屋の八幡神社、5体の国指定重要文化財を持つ引土の円隆寺、子供たちが真剣な表情で演じる府登録無形民俗文化財の吉原の太刀振り、由良川につながる宮津街道、木橋がかかる伊佐津川などを写真で切り取った。
編集と解説文を担当した吉野耕司さん(76)=南田辺=と古橋保さん(同)=魚屋=は「子供たちがふるさとの歴史を学ぶ教材になればとの思いを込めました」と話している。
20部作成し、明倫小学校や図書館などに寄贈した。残りは若干部しかないが希望者には実費で配布する。
【問い合わせ】電話76・6000、吉野さん
写真=完成した写真集を手にする吉野さん
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