志摩機械の「大創業祭」
ギネス世界記録™が誕生
職人の匠の技を実演
投稿日時:2022年11月08日(火)
建設機械販売・リース業の志摩機械(志摩敏樹社長)=下福井=で10月30日、2日間に渡って開催した創業祭イベントの一環で「ギネス世界記録」が生まれた。
「75周年+1 大創業祭」と題したイベントには2日間でおよそ1万人が来場。広大な敷地に、建設機械などを扱う企業の出展したブースや飲食ブースなどが設営され、会場は家族連れなどの来場者であふれかえった。
その中で行われた「ギネス世界記録」への挑戦は、「1分間にショベルカーで破裂させた風船の最多数」というもの。これまでの記録は英国の男性が2016年に達成した44個で、その記録更新を目指して同社が取引先などに参加を呼びかけた。
「重機の操作性の向上と職人による匠の技の実演」を目的とした同社の呼びかけに、「我こそは」と日ごろ鍛え上げた技術に自信を持つ約100人が参加。10月29日に行われた予選では、25個の風船を全て割り切るまでの時間を競った。
決勝及び、記録認定を行う30日には、ギネス世界記録公式認定員3人が来場。細かく定められた記録ルールに適合しているかなど、確かな目を光らせた。
決勝は、予選での記録上位者6人で争われた。風船の並べられた試合会場の脇には観戦席も設けられ、家族や同僚などが歓声を送った。出場者は、それぞれが「匠の技」を披露。まるで手を使っているかのように、器用に風船を割り進めていった。
時間をかけて審査が行われた結果、優勝したのは重機を扱って10年以上になるという川崎晃さん(39)=亀岡市=。一人だけスーツ姿で参加した川崎さんは、「操作には自信があった。優勝賞金の10万円で、家族と焼き肉を食べに行きたい」と笑顔を見せた。
また記録は47個と認定され、見事にギネス世界記録の達成となった。
川崎さんは、「記録が達成できてうれしい。世界記録保持者として、これからも更なる技術向上に励みたい」と力を込めた。
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