復興支援へ市民の力を サンムーン チャリティー作品展 20人以上の作家が参加 収益金はNPOへ 3月9日は演奏会、10日は福島報告会も【舞鶴】
投稿日時:2013年03月05日(火)
東日本大震災から間もなく2年を迎える。浜のギャラリー・サンムーンでは、作家や市民たちが継続して被災地支援を行おうと、チャリティー作品展を、3月9日~11日に同画廊で開催する。9日に箏の演奏会、10日は福島県の現状の報告会もある。収益金は現地で支援活動にあたるNPO法人難民を助ける会に託す。
市民らが実行委員会(谷公人代表)を組織し、画廊オーナーの佐藤保明さんが会場を提供し、市内外のアーティストたちが作品を寄せ、2011年に2回と昨年3月に実施した。被災地で障害者たちのつくる製品の販路拡大や住民の心のケアなどに取り組む助ける会に、計約143万円を寄付した。
復興には長い時間が必要なことから今年も企画。舞鶴在住の高井晴美さん、西野陽子さん、鉄尾伸介さん、よしだ敦子さんと教室生、絹川徳成さんとことみさん、櫻木雅春さんのほか、福知山や京都などから前回よりも多い20人以上の作家らが陶芸、絵画、ガラスなどの作品、お菓子やパンなどを出品する。購入しやすい価格に設定している。
9日午後2時から、立道明美さんらの箏アンサンブル斗為巾が演奏会を行う。入場料1,000円は全額寄付する。10日午後3時からは助ける会スタッフが、原発事故の影響にある福島の現状を話す。
佐藤さんは「復興がなかなか進まず、関心も薄れてきていますが、できることをやっていきたい。出品への協力者も少しずつ広がっており、継続の大切さを感じています」と話している。午前11時~午後6時(最終日は午後5時)。入場無料。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン
写真=作品と来場を呼びかける佐藤さん(左)ら
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