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弾んで 飛ばして「キンボール」

弾んで 飛ばして「キンボール」

投稿日時:2018年01月26日(金)

 軽く大きなボールを打ち合い、相手にボールを落とさせる室内スポーツ「キンボールスポーツ」。当地で唯一のクラブ「舞鶴キンボールクラブ」(薗田真策代表)が部員を募集している。子どもからシニアまで幅広く楽しめる同スポーツを舞鶴でも広めようとする市民を取材した。

 キンボールスポーツは 「キンボール」と呼ばれる直径122cm、重さ約1キロのボールを使用し、4人1組で構成された3チーム(ピンク、グレー、ブラック)が同時に対戦する。最大20m×20m四方のコート内でヒット、レシーブを繰り返し、ミスをしたチーム以外の2チームに得点が与えられる。チームの3人がボールを支え、1人がボールをヒットする。ヒットの前に他チームのいずれかのチームカラーを、声を出して指定してからヒットする。指定されたチームはボールを落とさずレシーブする。レシーブが成功するとセット権を得て、これを繰り返す。手、足、頭、体のどこを使ってもよい。ボールは、中はゴム製で外側はナイロン。空気が入るとアドバルーンの様に軽く、慣れれば年齢に関係なく誰でもプレイできる。ルールもシンプルだがチームプレーが重要で奥が深い。1986年にカナダで学校体育向けのスポーツとして体育教師が考えた。その後アメリカをはじめベルギー、フランス、ドイツなどヨーロッパにも広がり、現在500万人以上のスポーツ人口がいるという。日本でも平成22年に「日本キンボールスポーツ連盟」が設立した。北海道から沖縄までの36ヵ箇所に連盟があり、全国で広がりを見せつつある。また、昨年はワールドカップが日本で開催された。舞鶴では行永に住む会社員の薗田さんと妻の恵理さんが、平成28年に義弟から勧められたことをきっかけに始めた。当初は福知山へ毎週日曜に通っていたが、市内でも活動したいと思い同年に「舞鶴キンボールクラブ」を発足。公式ボールも購入し、与保呂小の体育館の使用許可を取った。練習日は毎週月曜日、午後7時から午後9時まで。現在チームは10人。試合には最低12人必要なので、試合形式の練習ができないのが現状だ。「まずは12人そろえる事が目標」と話す薗田さん。「キンボールは仲間や家族皆でできるスポーツ。なかなかこうやって一緒にできるスポーツはない。ルールも難しくなく、とっつきやすいスポーツ」と魅力を語る。薗田さんも妻と娘、家族3人で楽しんでいる。倉橋小6年の玉村柊太さんは1年ほど前からクラブに参加した。「体全体が使える所が面白い。日に日に上達するのが分かるし、練習はすごく楽しい。中学になっても続けたい」と笑顔で話す。弾む大きなボールを体全てを使って打ったり受けたりと、練習には笑顔が絶えない。薗田さんは「少しでも多くの人に知ってもらって、興味のある方にはぜひ一度体験して欲しい。キンボールを舞鶴でも盛り上げていき、いつか日本代表がでると嬉しい」と参加を呼びかけている。「舞鶴キンボールクラブ」練習日は毎週月曜日。与保呂小体育館で。午後7時から同9時まで。[お問い合わせ] TEL:090-506909-6271 薗田さん。

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