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引揚記念館に初の修学旅行生 語りの会が千葉県の木更津総合高2年生にガイド【舞鶴】

引揚記念館に初の修学旅行生 語りの会が千葉県の木更津総合高2年生にガイド【舞鶴】

投稿日時:2009年02月10日(火)

語りの会の説明を聞く生徒たち

 1988年に開館された平の舞鶴引揚記念館に、初めて修学旅行生が訪れ見学した。千葉県木更津市の私立木更津総合高校(真板益夫校長)の2年生たちが2月9日、記念館で舞鶴・引揚語りの会のガイドを受けながら展示品を見たり、記念の植樹にも参加した。同11日にも残る2年生の一行が来館する。  舞鶴港は45年から13年間に、旧ソ連などから約66万人の引揚者を受け入れ、史実を伝えようと、記念館で引揚者から寄せられた衣服や水筒、手帳などの品を展示している。語りの会のメンバーたちがガイドを務める。  同高の修学旅行は和歌山などを訪れていたが、旅行代理店から記念館見学の提案を受け、真板校長も2年前記念館に立ち寄り生徒に学んでほしいと思い、丹後や京都などの旅行のコースの中に入れることにした。2年生約500人が2つのグループに分かれ行われた。  初の訪問に市が歓迎式典を開催し、斉藤彰市長が「日本の戦後の出発点となった引き揚げ港の舞鶴を知っていただき、今後語り継いでください」とあいさつ。続いて学校側が寄贈した八重桜を、真板校長、生徒代表の宮嶋健太郎君らが記念公園に植樹した。  見学を終えた浅井香津希さん(17)は「展示品がとてもリアルで、教科書では習わなかった当時の抑留生活を詳しく話していただき、平和を考える機会になりました」と話していた。また、市民たちが肉じゃがを振る舞い生徒を歓迎した。

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