府聴覚障害者協会舞鶴支部が木工作品 兵庫県のクラフト展で2年連続の特別賞受賞 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年10月29日(火)
京都府聴覚障害者協会舞鶴支部(富永安雄支部長)は、手話の手振りを型どった木工作品「歩く語り部たち」を、兵庫県のクラフト展に出品し、特別賞を受賞した。前回は手話人形を出品して同賞を受けており、これで2年連続の受賞となった。昨年から手話を表した木工品で手話への理解を広める活動に取り組んでいるが、全国各地から注文を受けるなどの反響があり、作業をする人たちの励みとなっている。
市聴覚言語障害者支援センターの生活支援事業に参加する同支部会員のろうあ者たちが、昨年、兵庫県柏原町の「丹波ウッドクラフト展」(同実行委員会主催)に、手話の普及を目的にした木工作品の出品を企画した。木工作業の体験のある会員らがアイデアを練り、「ありがとう」や地名の手話を表現した人形で特別賞を受けた。
今回も出品するにあたって、同センター職員の沖上洋さんらと企画を相談し、てこの原理を活かして坂道を歩いて下りるトコトコ人形を製作、作品名「歩く語り部たち」で10月の同展に出品した。人形は万国共通の手話で「アイラブユー」などの3種類を作った。審査員からは「手話の手の形をキャラクターとしたことが生きている」と評価を受けた。
昨年の受賞をきっかけに会員らは「舞鶴火曜つるの会」を作り、手話人形の種類を増やすなど改良を加えて、会員宅などで木工作りを続けている。ろうあ者の大会で出品して評判になったり、ろうあ者の全国紙で紹介されるなどして、各地の福祉団体やろう学校などから注文を受けるようになった。また、トコトコ人形の製作も続け、市内の「WOODY遊」で販売している。
支部長の富永さん(55)=伊佐津=は「来年はさらに工夫して最高の賞を狙いたい」とし、つるの会代表の内藤和子さん(60)=溝尻=は「全国の地名の手話人形を作ってと要望を受けています。みんなの励みになっています」と話していた。木工品の問い合わせは内藤さん(FAX62・9545)、同センター(電話78・2310)。
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