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府立医大の本庄教授が特別顧問に就任 舞鶴医療センターに周産期医療センター設立へ【舞鶴】

府立医大の本庄教授が特別顧問に就任 舞鶴医療センターに周産期医療センター設立へ【舞鶴】

投稿日時:2007年09月25日(火)

設立準備について話す本庄教授

 府立医科大学産婦人科の本庄英雄教授(63)が舞鶴医療センター(平野伸二院長)の特別顧問に就任し、9月21日、行永の同センターで着任の会見をした。府北部でハイリスクの出産に対応するため、周産期医療センターの立ち上げ準備に努めたいとする。  舞鶴医療センターは府の周産期医療サブセンターに指定されているが、昨年3月末に産科医3人が退職し産科を休止している。一方、今年5月に助産師たちが正常な分娩を扱う院内助産所を開設した。同医療センター内に、リスクの高い出産に対応する集中治療室NICUを備えるが、いまは他の病院で生まれた未熟児を受け入れる形でNICUを活用する。  現在、舞鶴市内では共済病院と開業医院でも出産を扱っているが、ハイリスクのケースでは京都などに母子をヘリコプターで搬送。そのため府が本庄教授を派遣し、産科医を確保して周産期医療センターの開設を目指す。  会見では、国と府、市と連携し、舞鶴地域医療あり方検討委員会とも話し合いたいとした。医師確保に向け「医師の待遇の改善、子育て中の女医の労働環境を整えるため24時間の院内保育所の開設」の必要を話した。正常な出産については従来通り院内助産所で行いたいとする。  本庄教授は前府立医大病院院長。特別顧問と府立医大周産期診療部長を兼任する。

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