府漁協が漁業者と連携 アカガレイを刺し身で 販路拡大へ試食会【舞鶴】
投稿日時:2015年02月24日(火)
舞鶴港に水揚げされるアカガレイを、刺し身用として京都市内などに売り込もうと、府漁業協同組合が2月17日、下安久の漁協本所で仲買人や行政関係者ら約40人を招いて初の試食会を開いた。アカガレイは底引き網漁で秋から春に府内で年間約120トンが水揚げされている。1、2月は「子持ちカレイ」として煮付けで人気があるが、3月以降の産卵後は需要が減り、価格も下がっている。府漁協は、卵のないアカガレイの販路拡大に向けて漁業者と連携し、鮮度を保つため生きたまま港まで運び、活け締めして刺し身用商品での販売を企画した。新鮮な刺し身は、漁業者が漁船の上でまかないとして食べており、味には定評がある。試食会では、丸塩鮮魚(綾部市)の塩見秀行社長(51)が、この日の朝に活け締めされたアカガレイをその場でさばき、出席者たちが刺し身やしゃぶしゃぶで味わった。塩見社長は「甘くてこりこりした歯ごたえがあり、すしや刺し身で提供できる。新鮮な状態で京都市内で売れれば需要はある」と話していた。
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