府担い手実践農場 東地区で初 新規就農目指し研修スタート 岩﨑さん河辺由里で 万願寺甘とうづくり学ぶ【舞鶴】
投稿日時:2014年02月04日(火)
府の担い手実践農場事業を利用して、大浦の河辺由里地区で新規就農を目指す岩﨑直哉さん(40)=朝来西町=の研修が2月から始まった。これまでこの事業を活用する地域は加佐がほとんどだったが、東舞鶴では初めてのケース。2年間の研修期間中に、先輩農業者から万願寺甘とうとホウレンソウの栽培から販売までを学ぶ。
同事業は農業後継者が不足する地域で、新規就農を希望する人を受け入れるため、希望者と地元との条件整備を行い、技術の習得から就農までを支援する取り組み。栽培などをアドバイスする技術指導者、地域とのつながりを取り持つ後見人がサポートする。
府が指導者への謝礼を負担したり、府と市で農機具やハウス施設などの賃借料を助成するなど、研修者の経済的な負担を軽減する。また、府から最大360万円の就農研修資金の借り受け、研修後は5年間営農を継続した人(39歳以下)で借受額の3分の2を府と市で補助する。
このほか担い手事業とは関係なく、就農後5年以内の人への支援として国が年間150万円を支援する給付金制度もある。
岩﨑さんは元建築業。1年間、佐波賀で佐波賀ダイコンを栽培する農家らの元で仕事を習った。実践農場ではハウスと露地の5アールで万願寺甘とうなどの栽培に取り組む。泉源寺の農業、椋本和明さん、地元の吉田邦夫さんが支援する。平のJAにのくに舞鶴東支店でこのほど、府中丹東農業改良普及センターの伊部雅也副所長が、研修通知書を交付した。
岩﨑さんは研修終了後の5年間で、万願寺甘とうの栽培をハウス12アール、露地10アールにする目標を立てる。「地域の行事にも関わっていき、荒地を地域の人たちと少しずつ作物に変えていき後継者も増やしていきたい」と決意を述べた。
府内で同事業の農場は2002年からこれまでに81カ所開設し、現在24カ所で研修を継続している。51人が終了し、47人が就農している。舞鶴市内では加佐地区を中心に6カ所で営農を継続し、現在7カ所で研修中。
写真=研修通知書の交付を受ける岩﨑さん(右)
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