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府大会で優勝市内の女子初めての快挙

府大会で優勝市内の女子初めての快挙

投稿日時:2023年07月04日(火)

中筋小4年の阿部さん
第52回京都府青少年剣道錬成大会で頂点

 京都市武道センターでこのほど開かれた第52回京都府青少年剣道錬成大会に出場した舞鶴剣道教室(葭谷一照道場長)所属の阿部七望さん(中筋小4年)=写真=が、個人戦小学3、4年生の部で並みいる強豪を破って優勝した。同大会での女子の優勝は舞鶴で初めてとなる快挙で、関係者らの間に喜びが広がっている。

 阿部さんは同大会で5試合を戦い、見事に優勝。決勝戦では、自分より10cm以上も身長が高い相手を破った。阿部さんの身長は136cm。大人同様の体格の相手に、踏み込みの鋭さ、思い切りの良さを存分に発揮した試合運びだった。
 初めに一本を先取された阿部さんだったが、慌てることなく2本を連取。逆転勝ちは、得意の面でつかみ取った。監督を務めて大会に帯同した父の阿部洋典さん(40)も、「リーチで勝る相手に怯むことなく、先に仕掛けて前に出る思い切りの良さは素晴らしかった」と称賛。「普段から一緒に切磋琢磨する仲間たちのおかげで勝てた。今回の優勝を良い機会として、今後も道場全体が活性化していくことを期待しています」と笑顔を見せた。
 七望さんが剣道を始めたのは幼稚園の頃。少しずつできることが増えて、自分が強くなっていくことに面白さを覚えた。小学1年の妹も取り組んでいて、道場のコーチを務める洋典さんをはじめ、祖父も剣道をする剣道一家だ。自身は小2から始めた洋典さんは、「親子で真剣に取り組めることがあるのは、幸せな事です」と話し、「舞鶴には自衛隊でやる方も多いなど、剣道に取り組んでいる人が非常に多い。そういう意味では、競技環境がとても良いと思います」と恵まれた環境であることに触れた。
 現在、道場に通っている小学生は24人。全盛時に比べると減少したが、コロナ禍の影響で減少が続いた時期に比べると増加傾向だという。葭谷道場長(62)は、「今回は、他にもベスト8、小学生高学年個人の部でベスト16が2名、全日本予選小学生の部でリーグ2位、全日本予選中学生の部では予選リーグを突破し見事7月に行われる全国大会に出場するなど、日ごろの鍛錬が結果となった。共に高め合う環境が整っている道場に、ぜひ参加してほしい」と呼びかけている。興味のある人は葭谷さん(℡0773・63・7640)まで。

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