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市身障者福祉センター・40年の節目迎える<br>12月3日総文で「記念式典」を開催<br>コンサートや演劇のステージも

市身障者福祉センター・40年の節目迎える
12月3日総文で「記念式典」を開催
コンサートや演劇のステージも

投稿日時:2022年12月02日(金)

 昭和57年の創立以来、身体障害者やその家族、ボランティア団体等の活動を支える中心的な施設として役割を果たす舞鶴市身体障害者福祉センターが、今年度創立40周年の節目を迎える。これを記念するとともに、障害者の福祉についての更なる理解・関心を高めていくため12月3日、総合文化会館大ホールで記念式典が開催される。13時~15時。入場無料。

昨年あった「ライオンキング」公演の様子

 第1部の記念式典では、センター事業や運営を通じ、障害者福祉の推進に貢献した個人、団体に感謝状を贈呈。第2部では記念コンサートなどが繰り広げられ、節目の時を盛り上げる。
 先陣を切るのは、現役音大生のシンガーソングライターで、東京2020パラリンピック開会式で国歌独唱するなど幅広く活躍する佐藤ひらりさんによる記念コンサート。生まれつき目が見えない障害をもちながら、音だけを頼りにピアノを学び、力強い歌声とともに弾き語りを行う。また10年前の同センター30周年の際には、わずか11歳にして記念式典で演奏を披露。10年の時を経て今なお躍進する佐藤さんの歌声と姿は必聴・必見だ。
 続くステージは、みずなぎ鹿原学園の利用者で結成されたパフォーマンス集団「劇団四鹿」による演劇「ライオンキング」。それぞれ仕事の合間に練習を重ね、仲間と協力し支え合う中で大きく成長を遂げた団員も。ステージ衣装に身を包み、愉快な仲間に扮して歌って踊る。劇団四鹿が豊かな表情で楽しみながらおくる、ライオンキングの世界を存分にご堪能あれ。
 この日トリを飾るのは「ぽこ・あ・ぽこ」による箏演奏。障害のある利用者でつくる団体で、同センターの箏教室に参加し腕を磨いている。日頃の練習の成果と個性が織りなすメロディーが節目のラストステージに花を添える。
 記念式典当日の11時からは、大ホール入口前で市内障害福祉事業所による販売会も(なくなり次第終了)。
 また12月2日・3日の両日、総合文化会館小ホールでは「舞鶴市障害者作品展」も同時開催。10時~17時(3日は15時まで)。陶芸や絵画、写真や俳句など多彩な作品が並ぶ。
 12月3日~9日は障害者週間 ~みんなですすめよう 共に生きるまちづくりを~。

(2022.11.29発行)

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