市総合文化祭「特別合同祭典」
当地文化の祭典 吟道大会で開幕
投稿日時：2021年10月05日（火）
毎年恒例となっている当地文化の祭典「総合文化祭」（市文化協会主催）が3日、浜の総合文化会館で幕を開けた。
来賓を招くなどして行う予定だった開会式は、9月末まで延長された緊急事態宣言の発令を受けやむなく中止に。同館大ホールではこの日、特別合同祭典・舞台部門として「吟道大会」が開催された。
今年は岳風会2団体、神心流2団体、竹静会、詩吟道一期会の6団体が参加。「詩情をたずねて」と題した第1部では、各流派が独自の演出で訪れた観客らを魅了した。
第2部では、日本古来の詩文の中から、それぞれの時代を反映した心に残る演目を「時の流れ」と題して披露。そのほか尺八や琴の賛助出演もあり、伝統芸能の音色をホールいっぱいに響かせ華を添えた。
軽やかな足取りで会場を後にする70代夫婦は、「今日は日本の伝統の素晴らしさを改めて感じることができ、とても楽しい時間が過ごせました」と顔を見せながら「ようやく緊急事態宣言も解除されて、少し平常時に戻ったような気持ちです」と胸をなでおろした。
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