市展賞に柴田さん(日本画 )ら5人 決まる 6月17日~21日、入賞・入選作など展示【舞鶴】
投稿日時:2009年06月12日(金)
第41回舞鶴市展(市、市教委主催)の審査結果が6月10日、発表された。298点の応募作(前年は291点)の中から、洋画・日本画・書・写真・工芸美術の各部門で市展賞などが決まった。同17日~21日、市総合文化会館で日本画・書・工芸美術、市政記念館で写真、まいづる智恵蔵で洋画が展示される。入場無料。市展賞は洋画の部が綾部市の久田博基さん(60)の「通りすぎた風景」▽日本画の部が上安の柴田富美代さん(68)の「寒に耐えて」▽書の部が竹屋の碓井ひさ代さん(64)の「夏日南亭懐」▽写真の部が福知山市の和田国広さん(71)の「幻想」▽工芸美術の部は成生の高井孝子さん(73)の陶芸「古城」。久田さんは2年連続の市展賞。柴田さんは夫の作る白菜を題材にした。40年間舞鶴を離れ4年前に帰郷したが、異なる環境に馴染めず寂しい想いを絵画に込め、白菜が寒さに耐えている姿を自分に重ね、がんばっていこうとの気持ちで作品を作った。書を習い始めて約15年になる碓井さんは毎年市展に出品している。「今回は題材選びに苦労しました。市展賞と聞いてびっくりしましたがとてもうれしい」という。高井さんは海外旅行で見た古城をイメージし、旅の思い出と重ねて制作した。審査員は「調和のとれた質の高い作品に仕上がっている」と評価する。このほか特選や奨励賞なども選ばれた。入賞・入選作、招待作家など計269点を展示する。時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。表彰式は同21日午後3時から智恵蔵で。
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