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市内小学校の栄養士 ウズベキスタン料理を学ぶ−ホストタウン舞鶴 引揚げがつないだ縁

市内小学校の栄養士 ウズベキスタン料理を学ぶ−ホストタウン舞鶴 引揚げがつないだ縁

投稿日時:2016年09月06日(火)

 余部下の中総合会館で8月24日、市内小学校の栄養士を対象にウズベキスタンの料理を学ぶ講習会が行われた。第二次世界大戦後、ウズベキスタン共和国には、抑留された多くの日本人が送られていた。当時、日本人の勤勉な仕事ぶりに同国では親日感情を持つ人が多く「日本人のようになりなさい」と子どもたちに言い聞かせる親もいたという。「引揚がつないだ縁」として舞鶴市では同国との交流を深めるため、2020年東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンに今年3月に登録を申請した。今回の講習会は、今年6月にホストタウンに正式登録されたことを受け、同国の文化を知る事業の一環として開催された。講習では「プロフ」と「ガロフスープ」と呼ばれる同国の郷土料理を学び、見慣れない材料と工程に参加した19人の栄養士たちは、レシピ片手に調理を進めた。中舞鶴校区の栄養教諭である清水桂子さんは「しっかりと工程を覚えて、調理員に教えられるようにしたいです」と調理工程を念入りに確認していた。今回、ウズベキスタン大使館に出向き、大使館に直接調理を教わった学校教育課の栄養教諭である関小田良子さんは「舞鶴とウズベキスタンの接点を食文化を通して学んでほしい」と語った。学校給食用にアレンジされた同国の郷土料理は秋頃、市内全小学校の給食として提供される。食から学ぶ異文化。スポーツと文化の祭典である東京オリンピック・パラリンピックに向けて、当地でも様々な事業が展開されることを期待したい。

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