市レスリング協会設立から10年
舞鶴から初めて国際大会へ
日星高レスリング部も躍進
投稿日時:2022年06月10日(金)
舞鶴市レスリング協会の設立から10年の節目を迎える今年、蒔かれ続けた種が大輪の花を次々と咲かせている。
JOCエリートアカデミー13期生として、活動拠点を東京に移して競技に打ち込んでいる舞鶴出身の内田颯夏さん(帝京高1年)が、7月27日、28日にイタリア・ローマで開催される「U―17世界選手権57㎏級」に日本代表として出場することが決まった。
また、妹である内田菜楓さん(城北中1年)が、東京都で開催された「JOC杯ジュニアクイーンズカップレスリング選手権大会」の女子36㎏級で優勝、女子54㎏級では、森脇花乃さん(同2年)が3位に入賞した。
この大会での優勝を受け菜楓さんは、6月28日からバーレーンで開催される「U15アジアレスリング選手権大会」への出場を決めた。市出身選手としては初めてとなる国際大会への出場を受け、協会の副会長を務める三村和人さん(62)は、「ここまでいろんなことがあったが、多くの人に支えられこの舞台に立つことが出来た。合言葉にしてきた『世界にタックル』が実現し、感無量。今回の出場は、全員のモチベーションアップにつながると思う」と力を込めた。
家族と離れて単身アジア大会に出場する菜楓さんは、「外国人選手と対戦するのが楽しみ。姉とともに優勝目指して、頑張りたい」と抱負を述べた。
一方男子では、いずれも日星高レスリング部に所属する池田撤平さん(1年)が51㎏級で、北村結心さん(3年)と山本煌誠さん(1年)が125㎏級で、8月16日から19日に大阪府堺市で開催される「全国グレコローマンレスリング選手権大会」への出場を決めた。
そのうち北村さんは、8月1日から4日に高知市で開催されるインターハイへの出場も決定。最後の夏につかんだ初舞台に向け、厳しい練習の日々を過ごしている。
階級の中では体重が軽くスピードが持ち味の北村さんは、「どんな相手でもしっかりと動いて、少しでも多く点数を取れるよう頑張りたい」と活躍を誓った。
指導に当たる同部顧問の山田来哉さん(28)は、「今回、舞鶴から国際大会への出場選手が生まれたことで、今後ますます舞鶴レスリングクラブも盛り上がる。成績では女子が先行してきたが、男子でもこうして結果が出るようになってきた。皆さんの支えで、互いに切磋琢磨できる環境が整ってきたことを感謝したい」と話していた。
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