市の作品が大賞の快挙~市職員の西村さんがデザインを作成
投稿日時:2020年05月15日(金)
自治体職員が着用する名札ストラップのデザインを競う「全国シティセールスストラップデザインコンテスト2019」で、市が応募した作品が大賞の栄誉に輝いた。デザインを担当した下水道整備課の西村綾夏さん(26)が受賞の喜びを語った。
同コンテストは2015年から毎年開催されており、今回が5回目。主催は福井県坂井市で、越前織の普及を目的としている。今回は全国95自治体と13団体から、合わせて270作品の応募があった。西村さんの手がけたデザインは、市の観光資源がモチーフとなった。「赤レンガと海を描き、一目で見てまちをイメージできるような分かりやすさにこだわった」と西村さん。海の青と倉庫群の赤が対照的に配置されたデザインで、ドット画の限られた表現のなか、海には冠島を中心に自衛艦、クルーズ客船、漁船を描き分けた。舞鶴市と共に大賞を受賞したのは10団体(7自治体、2大学、1NPO団体)だが、選考の寸評では、「大賞に選出された作品の中でも舞鶴市の作品は、和の文化であるパターンや配色に、洋の文化の船やレンガ建築が見事に融合した、舞鶴ならではの懐かしさと新しさが同居する点が高く評価された」と絶賛された。市広報課からコンテスト参加の打診を受けて、一週間程度でデザインを完成させた西村さんは、「軽い気持ちで応募したが、認めていただきとても嬉しい。大賞は望外だったが、生まれ育った大好きな街をPRすることに繋がり感激している」と喜びを爆発させた。
【デザインでまちに貢献】
西村さんは、行永で生れた生粋の舞鶴っ子。倉梯小、青葉中と進み、舞鶴高専の建設システム工学科へ進学。幼いころから絵を描くのが好きで、当時大流行したポケットモンスターの模写を繰り返した。エンジニアの職にある父の影響もあり、成長するにしたがってモノづくりに興味を持つようになった。高専進学の動機は、インフラ整備に携わって美しいまちをつくりたいというものだったという。高専2年の時には、「ゆうさいくん」イメージキャラクター公募で230点の作品の中から選ばれた。「ゆうさいくん」はそれ以来様々なイベント等で活躍し、今やまちを代表するゆるキャラに成長した。「自分のデザインしたものが周りの人々に親しみを持ってもらえることに大きな喜びを感じる」と西村さん。引揚記念館のロゴマークを考案したりと、活躍は多岐にわたる。私生活では1月に結婚し、公私ともに充実した日々を過ごしている。夫は同じく市役所勤務の清太さん(30)。互いの趣味が合うことから交際が始まり、結婚に至った二人。今回の受賞についても西村さんは、「夫が一番喜んでくれた」と笑顔を弾けさせ、「自分の頑張り次第でまちを盛り上げることが出来ると確信している。自分の仕事とはまた別の形で、舞鶴の信仰に貢献できるよう精進したい」と前を見据えた。次代への突破口となる若き力。今後のさらなる活躍に期待したい。
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