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市がJR西日本から無償譲渡、松尾寺駅舎改修 観光情報発信と交流施設へ竣工式【舞鶴】

市がJR西日本から無償譲渡、松尾寺駅舎改修 観光情報発信と交流施設へ竣工式【舞鶴】

投稿日時:2009年04月14日(火)

竣工を祝ってくす玉を割る関係者

 舞鶴市がJR西日本から無償譲渡を受け、改修工事を進めていた松尾寺駅舎が、市松尾寺駅前観光交流施設として生まれ変わり、4月12日、吉坂の同駅前広場で竣工式が行われた。同施設はNPO法人「駅舎と共にいつまでも」(福村陽二理事長)が指定管理者となり、西国29番札所の松尾寺や金剛院などの観光情報の発信や地域住民の交流施設として活用する。  松尾寺駅舎は、大正11年に開業。松尾寺への参詣客の乗降駅としてにぎわったが、その後、乗降客の減少などから昭和61年に無人駅となった。駅舎の老朽化が進み、平成19年に駅舎の取り壊しが持ち上がったが、地元住民から駅舎の保存・活用の要望書が出され、市が近代化遺産として保存・改修を行った。  改修された建物は、大正時代の雰囲気を残すように配慮され、屋根瓦を吹き替えたほか、天井や壁、床を新しくした。木造平屋建て面積128平方メートルで、旧待合所を待合・案内室、旧事務所を交流室、旧休憩室を調理室にした。改修費は1400万円。  竣工式には、地域住民や通学で利用する舞鶴高専の学生ら約200人が参加。斎藤彰市長が「観光客の拠点の1つとして、また地域のコミュニティの交流拠点として大いに活用してほしい」と式辞。福村理事長は「この駅舎を活用しながら、新しい街づくり、地域づくりを目指し努力する」と決意の言葉を述べた。  この後、くす玉を割って竣工を祝い、駅前広場では舞鶴高専吹奏楽部の演奏などが行われた。

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