岩ガキ漁シーズン到来 大浦半島磯に夏の海の味覚【舞鶴のニュース】
投稿日時:2002年06月21日(金)
夏の海の味覚、岩ガキの漁が大浦半島の磯で始まっている。瀬崎の博奕岬西側の磯では、舞鶴漁業協同組合の漁師らが、ウエットスーツに身を包み、素潜りで海底の岩に付いている手のひらほどの岩ガキを採っている。生は高級食材として京阪神などの高級料亭に出回っているが、これから漁のシーズンが最盛期を迎える。
岩ガキは、殻の長さが20センチ以上にもなる大型のカキ。4月から8月末が漁期で、舞鶴では博奕岬や野原などを中心に漁獲されている。生食用の大きなものは市場で高値を付ける。昨年の舞鶴での岩ガキの出荷量は118トン、金額は6696万円だった。
舞鶴漁協の濱内喜久男さんら6人の漁師が、4月中旬から好天の日の早朝に博奕岬に出掛けている。波打ち際から水深10メートルまでにおり、バールとハンマーを使って素潜りで採集。岩から剥がして浮輪を付けた網に入れる。乱獲防止のために1人1日の漁獲量は、籠3箱(1箱80個ほど)と決めている。海底が見えるほど透明度が高い海から引き揚げられた岩ガキは、潮の香りがいっぱいつまっていた。
すでに京阪神や市内に出荷、今後は関東からも注文が入る。
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