岡田中学、全校で年間800冊の読破を達成 田主さんが記念版画を生徒全員にプレゼント 【舞鶴のニュース】
投稿日時:2004年02月06日(金)
舞鶴市岡田由里、岡田中学校(水谷昭校長、68人)は、昨年4月から1年間で800冊の本を読破する目標を達成し、2月2日、水谷校長が生徒らに読破の認定証を授与した。この取り組みのきっかけをつくり応援してきた版画家の田主誠さん=茨木市=も来校し、記念の版画を生徒全員にプレゼントした。
社会人講師を務めた田主さんから読書の大切さを聞き、読む力と豊かな心を育もうと、今年度から図書専門委員会の生徒らが、1人毎月1冊以上を読み、全校で1年間800冊の読破を目標にした。購入してほしい本のリクエストのアンケートをとり、図書ニュースを発行して新刊の紹介もした。田主さんも読書スタンプを贈り応援した。
昨年12月24日の集計で800冊を超えたことが分かった。1月末で1学年が400冊、2学年が304冊、3学年が252冊、計956冊。個人ランキングでは1位が2年生の村上智美さんで76冊、2位が3年生の小島愛さんの44冊、3位が3年生の道林光さんの35冊だった。
認定証の授与式では、同専門委員会委員長の小島愛さんが「読書でいろんな人の話を知ることができました。今年度が終わるまでに1000冊を読破しよう」と述べた。読書をする少年時代の川端康成の版画を贈呈した田主さんは「小学5年のときに読んだ2冊の本が、その後の私を勇気づけてくれた。好きな本は自分のお金で買い、繰り返して読んでほしい」と話していた。
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