岡田下小裏山の「城山」に元気な歓声 昨年の台風23号で崩落、復旧工事完了【舞鶴】
投稿日時:2005年10月11日(火)
昨年10月20日の台風23号で、「城山」と呼ばれている裏山の山肌が崩れた舞鶴市久田美の岡田下小学校(木下きく枝校長、67人)で10月6日、復旧工事が完了し児童たちが約1年ぶりに城山に登った。新しく植えられた芝が伸びた斜面では、児童たちが滑り降りて遊び、山に元気な歓声が戻った。学校裏手の城山は児童が毎朝、ランニングをしたり休み時間には遊び場として親しんできた場所。また、桜ケ丘とも呼ばれているように、同校を卒業した地元のお年寄りのグループが、数年前から桜の苗木を植樹していた。台風23号の大雨によって、2カ所で約500平方メートルにわたって土砂が崩れた。西側の箇所は庭にあった花壇近くまで土砂が流れ落ち、小屋1棟を押しつぶした。その後は立ち入り禁止とし、重機で土砂を取り除いたり、崩落防止用のネットを張ったり、芝の種を蒔くなどの改修工事をしていた。この日は児童全員で山の頂上まで歩いて、上からの眺めを楽しんだ。また、城山に登るのが初めての1年生たちは、生活科の授業で山の植物を観察したり、崩落した斜面に生える芝生の上を滑り台のようにして滑った。1年生の水口稚菜さんは「城山に登って楽しかった。見晴らしもよかったです」と話していた。
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