岡田さん、的場さんに感謝状 溝尻中町の火災で消火と救助【舞鶴】
投稿日時:2013年02月01日(金)
民家の火災で早期発見と初期消火・避難誘導を行った、溝尻中町の主婦、岡田安香さん(34)と、同、無職、的場正雄さん(60)に1月29日、舞鶴市浜の東消防署で感謝状が贈呈された。
昨年12月31日の午前10時49分頃、同所に自転車で帰宅途中の岡田さんが、民家から煙が上がっているのを発見。通り過ぎようとしたが、心配になり家の中を確かめると火災報知器が鳴っており、気付いていなかった住民女性(85)に声をかけ、外に避難させた。
その時偶然、姉を見送るため外に出ていた隣家の的場さんが、岡田さんから事情を聞き、すぐに119番通報。自宅のバケツで、居間の燃えている仏壇へ初期消火を始めた。一度目で3分の1程度燃えていた仏壇の火は鎮火していたが、30秒後の2度目の消火時には再び炎上し、仏壇全体を真っ赤に覆っていた。天井まで炎が上がっていたが、あきらめずに消火を続け鎮火させた。
隣への被害はなく、57平方メートルの家屋の9.975平方メートルを焼く部分焼に押さえた。出火原因は特定されていない。
2人は千坂守東消防署長から感謝状を受け取った。岡田さんは「戻って確認した時は頭が真っ白になっていましたが、助けなければという気持ちで動いて、本当に良かったです」と話し、的場さんは「岡田さんに出会ったタイミングがもの凄い偶然で、奇跡のよう。もう少し遅かったらと思うと、消火できて良かったです」と話していた。
写真=火災現場の様子を語る岡田さん(右)と的場さん
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