最新の記事

  

学校法人・森田学園(七条中町)が 預かり保育事業「ひよこぐみ」【舞鶴】

学校法人・森田学園(七条中町)が 預かり保育事業「ひよこぐみ」【舞鶴】

投稿日時:2007年02月09日(金)

養護保育士に見守られ昼食を食べる子供たち

 保育園や幼稚園に預けることができない家庭の子供たちの保育の場を設けようと、七条中町の学校法人・森田学園(森田和子理事長)が預かり保育事業として、「ひよこぐみ」の運営に取り組んでいる。近くに祖父母がおらず週1回だけ預かったり、冠婚葬祭などの急用のため飛び込みの依頼で預かるなど、様々なケースで父母らの子育てを応援。制度の枠の外で手助けを必要としている人たちに柔軟に対応している。  さくら保育園と倉梯幼稚園を運営する中で、森田さんは様々な事情で子供を預けたくても核家族化で祖父母に預けることができない人、子供との関わり方がわからない若い夫婦などが増えている現状を見聞きし、預かり保育事業を2004年に始めた。乳幼児対象の保育園は両親が仕事をしていること、幼稚園は3歳~就学までといった条件があり、そうした制度にあてはまらない家庭の子育てを支援する。  同幼稚園隣に保育室を開設した。基本的に2歳~幼稚園就園までを対象に、午前9時~午後2時半までの五時間半以内、週1~3日、5日だがこれに縛られずに実施している。看護師の資格を持つ2人の養護保育士が保育を担当。昨年度は21人、今年度は16人が利用した。  2人目のお産のため第1子を預けたり、介護、仕事、急用など様々な理由での依頼がある。午後四時まで預かったり、急用で半日だけ預かるケースも。また、病気のため小集団の中で過ごすことが適切な子も受け入れた。  森田さんは「保育園の一時保育にも預けられない母親たちの声があった。預け先の相談ができず育児ノイローゼにあった母親が、子供と距離を置くことで元気を取り戻しています。子育てが楽しいと思ってもらえるように手伝っていきたい」と話す。週5日は3歳児のみだったが、今春からは満2歳児にも広げたいとする。利用の相談は電話62・5884。

この記事をシェア!
Management BY
舞鶴市民新聞
当サイトは舞鶴市民新聞社が運営しています
ページトップへ