子らの交通事故防止へ紙芝居 地域交通安全活動推進委員の田中さん【舞鶴】
投稿日時:2006年12月12日(火)
舞鶴地域交通安全活動推進委員の田中勉さん(71)=溝尻中町=が、子供たちの交通事故防止に役立てようと、紙芝居を作製した。「まいちゃんとワタルくんの交通安全」のタイトルで、遊びに出掛けた子供たちが、道路に急に飛び出さないことや横断歩道を渡ることを教えている。 田中さんは、昨年四月、京都府公安委員会から推進委員に委嘱を受けた。交通安全に役立つ活動をと考え、子供たちが興味を持って集中する紙芝居の上演を思い立ったという。 今年夏ごろから、紙芝居のストーリーの構想を練り、女の子のまいちゃんと男の子のワタルくんを主人公に、安全に道路を横断することを教えることにした。紙芝居の原画は、今年10月まで舞鶴署に勤務していた交通巡視員の永井麻衣さんが描いた。原画は縦27センチ、横43センチで、12枚。 ストーリーは、まいちゃんとワタルくんが、2人で東舞鶴公園に遊びに出掛け、途中に道路の向こう側にいるトオル君と出会う。ワタルくんは、トオルくんのそばに行こうと急に道路に飛び出し、危うく車に引かれそうになる。交差点では、青信号で左右を確認すると、横断歩道を渡るという交通ルールを分かりやすく教えている。 田中さんは、紙芝居用の木枠を業者に依頼して作り、拍子木を使って、このほど、祖母谷実業会のイベントで初上演した。「真剣な眼差しで、子供たちが見てくれました。正しい道路横断の仕方を分かってくれたと思います」と話す。今後も幼稚園や保育園などから依頼があれば、紙芝居を上演するという。
【問い合わせ】電話62・9317、田中さんまで。
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