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子どもたちが誇れる故郷です 岡田上子育支援協議会の飯田さん著 「まいづる加佐 ふるさとのお話」 集めた112編の民話や歴史など子供向けにし近く自費出版 【舞鶴】

子どもたちが誇れる故郷です 岡田上子育支援協議会の飯田さん著 「まいづる加佐 ふるさとのお話」 集めた112編の民話や歴史など子供向けにし近く自費出版 【舞鶴】

投稿日時:2010年11月19日(金)

まいづる加佐ふるさとのお話

岡田上子育支援協議会会長で、市老人クラブ連合会女性委員長の飯田和子さん(75)=桑飼下=が、加佐地区の民話などをまとめた著作を近く自費出版する。3年をかけて、舞鶴市史や郷土史、さらに地元の古老たちから話を聞いて集め、子ども向けに平易な文章にして著した。  飯田さんは、亀岡市出身の元小学校長。加佐地区との縁は、ご主人との結婚で、今年で50年になるという。「他所から移ってきた私には、加佐は自然に恵まれ、素晴らしいところです」と話す。  さらに、現在居住する地元の岡田上には、おもしろい民話がたくさんあることを知ったのをきっかけに、「子どもたちにふるさとに誇りを持ってもらおう」と、書籍として出版することを計画した。  岡田上から由良川沿いの岡田中、岡田下、八雲、神崎の加佐地区に広げて民話などを集め始めた。舞鶴市史や郷土史岡田上などに掲載された民話や歴史を基に、自ら子ども向けに分かりやすく書き直した。また、地元の古老たちから民話を教えてもらうこともあったという。  著作は『まいづる加佐 ふるさとのお話』の題名で、岡田上、中、下、八雲、神崎地域に分け、民話など112編を載せる。また、民話には飯田さんと親交のある田中實さん=高野由里=の描いた挿絵も入っている。田中さんは、舞鶴の民話などの紙芝居を製作しており、挿絵を描くため加佐地区を巡りスケッチしたという。  飯田さんは「加佐地区は縄文時代から拓けた地域。子どもたちが悠久の歴史を誇るふるさとを知ることに役立てばうれしい」と話している。

写真=出版を前に校正原稿を手にする飯田さん

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