大浦小6年生がふるさとのよさ版画で表現 共同作品が完成、指導の田主さん招き除幕式【舞鶴】
投稿日時:2009年02月20日(金)
大浦小学校(木下きく枝校長)の6年生21人が、ふるさとのよさを版画に表現した共同作品が完成し、2月16日、指導を受けた舞鶴出身の版画家の田主誠さん(66)=茨木市=を招いて除幕式をした。海や祭り、オオミズナギドリなど、大浦の自然や行事を生き生きとした作品に仕上げた。 文化庁の学校への芸術家派遣事業で、田主さんは昨年から大浦小に来校し、「見つめよう、ふるさと」をテーマに一年間勉強する6年生たちに、オオミズナギドリのモビールづくりなどを指導。10月からは児童がそれぞれ選んだ故郷を題材に版画の制作を開始。手間のかかる面ぼりで彫り進めた。2006年には岡田下小学校でも版画制作を指導した。 1点の版画はB4判の大きさ。これを21点と題字を合わせて縦1.3メートル、横2.4メートルの共同作品にした。大山の祭り、クレインブリッジ、瀬崎の海など思い出のあるふるさとの風景などが伸び伸びと描かれている。アジを彫った安野ほの香さんは「目を丸くするのが難しかった。これからも版画にした景色が残ってほしい」と話す。 田主さんは「版画は集中力と観察力を養います。『一意専心』の心で黙々と打ち込み、みんなすばらしい作品になっています」と感想を述べた。版画は学校に展示される。
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