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大正~昭和、暮らしや運動会などの貴重な記録 JA京都にのくに年金友の会志楽支部が写真展 【舞鶴】

大正~昭和、暮らしや運動会などの貴重な記録 JA京都にのくに年金友の会志楽支部が写真展 【舞鶴】

投稿日時:2007年11月27日(火)

 大正から昭和の戦後にかけた志楽地区の暮らしや小学校の運動会などを記録した貴重な写真約300点の展示が、JA京都にのくに年金友の会志楽支部(曽根力支部長)主催で、11月24、25日、小倉の志楽ダイヤモンド会館で開かれた。地元の人たちが地域を撮影したり保管していたもので、昭和初期の阿良須神社の祭礼や13号台風の被害と復旧などの写真に、来場者らは自分や知人の姿を見つけ懐かしがっていた。  小倉の前田精一さん(81)が地域の写真を多数所有・撮影していることから、曽根さん(70)らが思い出の写真展を企画。地元の人らに写真提供を呼びかけ、15人から約380枚が寄せられ、引き延ばすなどし「青年団」など7分野に分けて展示した。  大正13年の阿良須神社(小倉)祭礼や昭和4年の同祭礼の子供歌舞伎、昭和2年の葬列、昭和18年の東舞鶴中学校グライダー部での命名式、昭和21年の区民運動会で素足に荒縄をして綱引きをする女性たちが記録されている。  志楽小学校校舎の戦後の変遷を同じ場所から撮影したり、昭和23年の小倉で松茸が豊作だった様子、昭和28年の13号台風で志楽川が決壊し、土砂が流れ込んだ田んぼにレールを敷きトロッコで土砂を運ぶ姿などもある。  前田さんは「写真館が撮影した写真を残し、昭和28年にカメラを購入し本格的に撮るようになった。当時は記録という意識はなかったけれど、楽しんでもらえ残していてよかった」、曽根さんは「来年は今回写真提供がなかった地域にも呼びかけ開催したい」と話す。矢野圭次さん(73)=鹿原西町=は「生まれたのは浜ですが台風被害などは思い出される。これだけのまとまった地域の写真は貴重なので、紛失しないよう残してほしい」と見入っていた。

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