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夢は東京オリンピック!舞鶴出身の井﨑選手。世界へ。【舞鶴】

夢は東京オリンピック!舞鶴出身の井﨑選手。世界へ。【舞鶴】

投稿日時:2016年05月06日(金)

インタビューにこたえる井﨑選手

 日本ウエイトリフティング界に新星が現れた。井﨑選手は、舞鶴市新出身(=城北中出身)で宮津市の海洋高校ウエイトリフティング部に所属する。彼女は岩手県で昨年11月にあった「第7回全日本女子選抜選手権」の高校48キロ級で見事初優勝(舞鶴市優秀スポーツ賞受賞)。女子選手の全国制覇は海洋高校同部(1986年創部)で初めての快挙だった。快進撃は止まらない。今年、3月11日~13日に埼玉県で開催された「平成27年度JOCジュニアオリンピックカップ 第36回全日本ジュニアウエイトリフティング選手権大会」で大学生など年上の選手など強豪を破り優勝。この実績が高く評価され、12月に日本ウエイトリフティング協会から2020年東京五輪に向けた強化選手に選ばれ、6月25日~7月2日、ジョージアのトビリシで開催される「2016年世界ジュニア選手権大会」に高校生として唯一、日本代表として選出された。ウエイトリフティング界のニューヒロイン井﨑選手の強さの秘訣そして素顔に迫る。ウエイトリフティングを始めたきっかけ、そして海洋高校に進んだのは、同部の選手だった泰広さんと大介さん2人のお兄さんの存在が影響したという。城北中1年の時に、ウエイトリフティングという世界に飛び込んだ彼女は、高校1年から全国大会に出場。そして全国、世界への階段を着実に上がっていく。彼女は小柄で、どこにでもいる可愛らしい女子高生。とてもじゃないが重いバーベルを持ち上げるようには見えない。しかし秘めたるパワーは凄い。例えるなら筆者の体重が75キロだが、ジャークで軽く持ち上げられてしまう。怒らせるのはやめておこう・・・。今の練習時間は平日・土日と練習授業終了後~夜まで。弱い部分を補強する筋力トレーニングを中心とした朝練も欠かさない。温泉が大好きで、これまた大好きな甘いあんこの団子とのセットは疲れた時のリフレッシュに最高。と女の子らしい一面ものぞかせる。最後に目標を聞くと彼女は迷うことなく「東京オリンピックです。頑張って三宅選手のようなオリンピックで活躍する選手を目指したいです。今は足の力が上手く活かせていないのが課題。顧問の先生のアドバイスをしっかり聞いて記録を伸ばしていきたい。」と尊敬するロンドンオリンピック48kg級銀メダリスト三宅宏実選手を挙げ、決意を語った。近い将来、日本中が歓喜する中心に彼女は立っているかもしれない。

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井﨑 茅夏(ちなつ)(17)
京都府立海洋高校3年生 ウエイトリフティング部
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