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多門院地区<br>植樹で世代間交流<br>山桜やしだれ桜など8本

多門院地区
植樹で世代間交流
山桜やしだれ桜など8本

投稿日時:2022年02月04日(金)

 多門院地区の中央部に位置するハシキ林でこのほど、地区住民らおよそ30人が集まり、毎年恒例の「植樹祭」を行った。
 この取り組みは地元老人会・多門院長生会(新谷一幸会長)が中心となり、子どもたちに郷土愛を深めてもらおうと平成24年から始めたもの。今では世代間交流の場として、なくてはならない恒例行事となっている。
 今回植樹したのは、山桜やしだれ桜、イロハ紅葉など8本。元気いっぱいにスコップを手にした子どもたちは、協力しながら穴を掘り丁寧に苗木を土で覆った。植樹祭を終えた感想として真下一椛(13)さんは「この行事は毎年恒例の行事で、地域の子供たちみんなが楽しみにしています。桜の咲く季節にはお花見を、秋には紅葉を見に行ったりしています。植樹祭を通して幅広い世代の方と関われることを嬉しく思います」とし、美濃空澄(12)くんは、「長く続いている植樹祭に今年も参加できて良かったです」と笑顔を見せた。
 この日を迎えるにあたり、同会会員たちが草刈りや雑木伐採などの整備を担う。また植樹後には、苗木を鹿などの食害から守るため幹に金網を巻く作業も。
 「楽しげに参加してくれる子どもたちの笑顔が励み」と話す会員たちは、年3回程度こうした植樹後の維持管理などを行っている。
 子どもたちの手によって、ちょこんと植えられた細い苗木を前に新谷会長は、「今後も子どもたちと一緒に植樹を行い、この場所が将来地域の憩いの場所となり、植樹した子どもたちが地域の誇りの場所として受け継いでいってくれることを願っています」と目を細めた。

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