城南中の生徒ら漬物のぬか床づくり体験 「おばあちゃんの知恵袋」来年1月に本漬け 【舞鶴】
投稿日時:2009年12月18日(金)
舞鶴市京田の城南中学校で12月16日、「おばあちゃんの知恵袋」と題した活動があり、地元の柴田ツタヱさん(76)=引土=が、生徒16人にぬか床づくりを指導した。生徒たちはぬか床を持ち帰り約1カ月間かき混ぜるなど世話をして完成させ、来年1月に本漬けをする。地域の人たちとの交流の機会にと、農産物の加工販売グループ「ふれあい工房」メンバーの柴田さんを講師に招き、ぬか床と漬物づくりを学ぶことにし、生徒会の呼びかけで男子8人を含む生徒らが参加した。1人分のぬか500グラムなどを材料に、湯に塩を溶かしてぬかに入れて手でかき混ぜ、発酵を促すためのパン、うま味を出すためのコンブ、ぬかを滑らかにするため捨て野菜と呼ぶ白菜を一緒に入れた。野菜は5日ほど漬けてエキスを出させ捨てるのを2、3回繰り返す。3年生の藤田昌太君は「感触が少し気持ち悪いですが作るのは楽しい。ちゃんと世話をします」と話す。柴田さんは「生徒たちは熱心なので教え甲斐があり本漬けが楽しみ。日本の伝統食のぬか漬けを引き継いでほしい」と指導した。
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