城の歴史や戦国武将の戦い学ぶ 田辺城ガイドの会が余内小6年生に講義【舞鶴】
投稿日時:2009年06月19日(金)
田辺城ガイドの会(野々尾理一会長、会員31人)が6月16日、倉谷の余内小学校を訪れ、6年生78人に舞鶴の田辺城の歴史や戦国時代の武将たちの戦いの様子などを話した。6年生たちは総合的な学習の時間で「先人から学ぼう」をテーマに、舞鶴に生きた人や地域の歴史を学習している。同ガイドの会は週末に田辺城で案内活動をするほか、小学校で子供たちに舞鶴の戦国時代や江戸期についてわかりやすく伝える活動もする。まず野々尾会長が舞鶴の地図を示しながら、山城から平城へと城の変遷を説明。戦国期、織田信長の反対勢力だった一色氏が丹後を支配し、織田の命を受けて明智光秀と細川藤孝が一色氏を討ち、その後細川氏が丹後を治めた経過を話し、古文書に伝わる舞鶴に田辺城ができたエピソードを元に作った紙芝居を会員たちが演じた。また、織田氏が鉄砲隊を作って戦い方を変えたとし、田辺城も籠城戦に持ちこたえたのは、細川家の家来が火縄銃の使い方に習熟していたからと解説し、児童たちも火縄銃に触れた。6年生の若槻眞君は「火縄銃の使い方が分かりました」と話していた。
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