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困難乗りこえ今年も開催~市内18小学校 工夫をこらして実現した運動会

困難乗りこえ今年も開催~市内18小学校 工夫をこらして実現した運動会

投稿日時:2020年10月20日(火)

体育館でモニターを通して参観する保護者ら

 小学校での一大イベントともいえる運動会。今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、全国的に見ると中止や規模縮小を選ぶ学校も少なくなかった。そんな中、市内では工夫をこらした運動会が開催された。

 天候により延期を余儀なくされた学校もあったが、市内18小学校では9月から10月にかけて開催。種目を減らして半日のみに縮小し、密を避けるため来場者の対象を絞るなど規制を設けながら迎えた当日だった。これまでにない状況下での開催に、各校が様々な趣向を凝らした。点数を競う色別対抗をやめ結束を固めるための色分けチームとした学校、低学年・中学年・高学年の3部制に切り替えた学校、応援方法をアレンジし種目を工夫した学校などがあった。来場者に規制を設けた今回だが、保護者や親族のみならず運動会を楽しみにしている地域住民たちは多い。そんななか倉梯小では、近畿職業能力開発大学校の協力を得てライブ中継を企画。グラウンドでの児童たちの様子をモニターに映し、同校体育館と南公民館の2か所で参観を可能にした。これにより参観者の分散を図り、少しでも多くの人に地域の子どもの頑張る姿を見てもらおうとする取り組みだ。また今年は、シートを敷いての参観を行わず立ち見のみとした同校だったが、体育館では座って観られるよう椅子も準備した。
 体育館の中で座りながら中継を観ていた30代の保護者は、「これまでとはまったくちがった運動会。座ってモニターで見るなんて初めてでしたが、ゆっくり見られてよかったです」と話した。また別の高学年の保護者は「楽しみにしていた組体操もなくなって、残念だしかわいそうと思っていた。でも前向きに練習に励む子どもに“ある意味こんなん特別やで”と言われたとき、ハッとしました」と振り返り「前向きな姿勢みたいなもの、子どもに教えられました」と笑顔を見せた。例年にはなかった問題をはらんだ運動会だったが、児童たちは元気いっぱいに日頃の成果を発揮した。制限の多い中でも、各校が定める運動会のスローガンから見てとれたのは、『協力し合い絆を深めることで素晴らしい思い出に』という想い。児童たちは意見を出し合い知恵を絞り、教職員たちは全力でサポートした。一丸となって取り組み乗り越えた異例の運動会。この経験は、子どもたちのこれからに大きな意味を持つに違いない。

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