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同窓会寄付金で念願の楽器ハープ購入 東高ウィンドアンサンブル部に届く【舞鶴】

同窓会寄付金で念願の楽器ハープ購入 東高ウィンドアンサンブル部に届く【舞鶴】

投稿日時:2005年04月08日(金)

届いたハープと演奏を担当する井本さん

 泉源寺の東舞鶴高校ウィンドアンサンブル部に、念願の楽器ハープ(約170万円相当)がこのほど届いた。東高同窓会(田中康弘会長)から同高へ贈られた寄付金で購入した。同部は美しい音色を響かせるハープで、表現の幅を広げた演奏を目指そうと、担当する部員は熱心に練習に取り組んでいる。7年前には部員6人で廃部寸前だったが、部員数の増加で楽器が不足すると、OBらが楽器を寄贈、市民たちからの寄付金で楽器を購入した。そうした協力で12パートの楽器100本以上が揃った。市民の応援に応えようと演奏の実力も磨き、昨年は京都府吹奏楽コンクールの大編成の部で初の金賞を受賞。府北部から30数年ぶりとなる関西コンクールに出場した。同窓会は毎年高校へ寄付金を贈り、学校側は必要に応じて各クラブの備品などに当てている。今回は同部の希望を受けハープを購入した。府立高では2校目。ハープは48本の弦が張られる。同部技術部長の3年、井本温子さん(17)が担当し、演奏経験者を招き指導を受け、指先の皮が破れて指が真っ赤になるほど、練習に熱を入れている。井本さんは「色々な弦の弾き方があり難しいけれど、ハープのきれいな音を出せるようになりたい」と取り組んでいた。顧問の早田太郎教諭は「ハープによってオーケストラのような響きを生み出せます。来年夏に舞鶴で開かれる全国高等学校総合文化祭の吹奏楽大会に向け、ハープを活用できれば。今春も多くの新入部員を迎えたい」と話していた。

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