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卒業控えた大浦小6年生が絵封筒づくり お世話になった地域の人たちに贈る【舞鶴】

卒業控えた大浦小6年生が絵封筒づくり お世話になった地域の人たちに贈る【舞鶴】

投稿日時:2009年03月10日(火)

 お世話になった地域の人たちへ、絵封筒を贈ってお礼の気持ちを伝えようと、平の大浦小学校で3月5日、6年生21人が初めての絵封筒づくりに挑戦した。いろんな図柄の切手を多数組み合わせて80円にし、野球の試合やカルタ取り、魚釣りの絵を描いたりシールを張って楽しい作品に仕上げた。後日、手紙を入れて投函した。  切手の図柄を活かして絵を描いて贈る絵封筒は、切手を多数使ったりアイデアを凝らした絵など遊び心にあふれ、全国で文通をする愛好家が増えている。2007年には初めての全国規模の作品展が開かれ、昨年8月と今年1月には浜のギャラリー・サンムーンで、舞鶴や近隣の市民による作品が展示された。  その楽しい絵封筒で感謝の気持ちを伝えようと、卒業を控えた六年生たちが取り組んだ。この1年間に地域の歴史である引き揚げについて、地元の人から聞き取りをしたり、昨年12月には協力者を招いて発表会をした。児童1人が1通を作り21人に発送することにした。絵封筒で文通を楽しみ、子供たちに工作も教える田端みつ子さん=田中町=らが講師を務めた。  封筒の大きさと料金などの基本的なルールを教わった後、児童たちは多くの記念切手の中から、イメージする絵に合わせた切手を選び、合計80円になるように額面を計算した。切手を封筒の上に配置し、折り込みチラシの中から魚の絵を切り取ったり、ティシュや動物のシールを張りつけたり、色鉛筆などで絵を描いた。  開幕した野球のWBCにちなみ、野球の20円切手と1円切手、米国と日本の国旗の切手を使い、試合の様子やスコアボードの絵を描いた作品。鳥や海、雪山などの切手で四季を表現した作品も出来上がった。和菓子の切手を使って茶会風景を描いた内海俊明君(12)は「茶道クラブの活動が楽しい思い出になっているので、お茶会の様子を絵にしました。家でも絵封筒をやってみたい」と話していた。

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