千歳に舞鶴親海公園オープン 舞鶴火電建設で地域振興へ【舞鶴】
投稿日時:2004年08月03日(火)
舞鶴火力発電所の建設に伴う地域振興策の一つとして、舞鶴市は千歳の舞鶴湾沿いに舞鶴親海公園を完成させた。地元の水産物や農産物を食材とした料理を提供するレストランや販売コーナーを備えた漁村活性化センター、魚釣りを楽しむことができる海釣護岸などを整備。同公園内の岸壁には関西電力の船体型PR館「エル・マールまいづる」が係留され、ともにきょう8月3日にオープンした。今月に運転開始予定の同発電所の建設で、農地や漁場が失われたことから、地元の雇用の創出などを目的に、国の電源立地の交付金などを受け、市が海釣広場とふれあい広場、運動広場などからなる舞鶴親海公園(1.9ヘクタール)を建設した。総事業費は約5億8000万円。年間10万人の来客を見込んでいる。海釣広場の漁村活性化センターは、木造2階建て(延べ床面積約500平方メートル)。1階はレストラン「海仙楽」(電話68・1200)で客席48席、地場産品を展示販売するコーナーも備えている。2階は約45畳の広間で団体客などの利用ができる。開館時間は午前10時~午後8時、毎週水曜休み。同広場に併設の海釣護岸は長さ約120メートル、幅6メートル。4~5月と9~11月の利用は午前7時~午後6時、6~8月は午後7時まで、12~3月は午後5時まで。水曜は休み。利用は無料。同センターと海釣護岸の管理は、地元の人たちが出資した西大浦産業があたる。「エル・マールまいづる」は、全長約65メートル、総トン数は約4000トン。1階には日本初の海上プラネタリウム(100席、うち車いす用は2席)、舞鶴の歴史や自然を紹介した舞鶴体験館を備えた。また、豪華客船の談話室を模した部屋を設けた船の体験館、エネルギー利用の変遷などを展示したエネルギー館もある。開館は午前9時半~午後5時。水曜休み。PR館の入館は無料だが、プラネタリウムは観覧料がいる。高校生以上200円、小・中学生100円。上映時間は決まっている。電話は68・1090。
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